- 大豆 - 大豆 - 栄養・成分
大豆には様々な成分があり
人の体にとって、いい役割を果たしている
ということは、
これまでも、お話ししてきました。
それぞれの成分について
様々な研究や開発が、現在進行形で行われています。
突然ですが、
エクオールはご存じですか?
メディアで取り上げられたこともありますし
サプリメントにもなっているので
見聞きしたことがある
という方は多いかと思います。
エクオールは大豆に由来するものです。
これは、間違いありません。
ただ、大豆の成分表を見ても、
エクオールという記載はありません。
微量成分を調べても出てきません。
じゃぁなんなの?
という、疑問が出てきても
不思議ではないと思います。
エクオールの正体!
それは・・・
エクオールとはなに?
エクオールは、大豆イソフラボンに含まれる
ダイゼインの代謝物になります。
体内に取り込まれたダイゼインが、
腸内細菌(エクオール産生菌)によって
代謝されることで<>エクオールが生まれます。
代謝生成物、代謝産物、代謝物質ともいわれ
生体内で、物質が化学変化を受けて生成する物質のこと
つまり、エクオールは、
元々存在するものではなく
腸内細菌の力を借りて作られるもの
なのです。
また、大豆イソフラボンよりも
エストロゲン様作用に優れていることから
「スーパーイソフラボン」とも呼ばれています。
※エストロゲン様作用
=エストロゲン(女性ホルモン)と同じような作用
このあたりが、エクオール=大豆イソフラボン
という誤解を招いているのかな?と思われる節です。
エクオールは作れない人もいる!
さて、エクオールが
大豆イソフラボンの代謝物であれば、
みんなの体内で生産されて当然のものと
思うかもしれません。
それが、残念なことに
全ての人が作り出せるものではないんです。
日本人でその機能を持つ人は、
おおよそ2人に1人と言われています。
約50%ですね。
これが、欧米人になると
25~30%と、さらに低くなります。
そして、日本人でも40歳以下の年代になると
20~30%と、欧米人並みの数値に下がります。
なぜだと思いますか?
原因は、食生活の欧米化だと考えられています。
そもそも、エクオールは
大豆イソフラボンを摂取しないと生産されません。
加えて、腸内細菌の活動が必要になってきます。
食生活が欧米化してことによって
肉の摂取量が増えたと同時に
- 大豆や大豆製品の摂取が減った
- 腸内細菌(特に善玉菌)の活動を支援してくれる
食物繊維の摂取が減った
ということが、
数値を下げている理由だろうとされています。
エクオールが作れているか調べるには?
ところで、
自分の体がエクオールを作れているかどうか
って、気になりませんか?
面倒だったら嫌かもしれませんが、
尿検査で、簡単に調べることが出来ます。
東京都内というか、浜松町近郊の方でしたら
産婦人科外来で検査を実施しています。
料金等は、こちらからご確認下さい。
⇒「浜松町ハマサイトクリニック」
えーっ!東京だけなのぉ~っ!!
なんて思っているあなた!
大丈夫です^ ^
「ソイチェック」という、
エクオール検査キットが、ネットでも販売されています。
↓ ↓ ↓
こちらは、郵送での検査となっていて
約10日程度で結果が届きます。
これなら、気軽に検査を受けることが
出来るのではないでしょうか。
キットの価格は、4000円程度になっています。
最後に・・・
エクオールは、今作ることが出来ていたとしても
大豆食品を食べない日が続くと、
生産性が弱まることがあります。
逆に、今作る事が出来ていない人でも、
大豆食品や食物繊維を積極的に取ることで
エクオールを作ることが出来るようになる
ということもあるようです。
大豆食品と食物繊維・・・
思い浮かぶのは、やっぱり和食です。
科学の力で解明されたから解った事
と言ってしまえばそれまでかもしれません。
でも・・・
昔から体にいいものを食べていたんだなぁ~
と、つくづく思っていたところです。
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イソフラボンの代謝物「エクオール」とは? / イソフラボン倶楽部
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